「GLIP」とは、Good・Lifeが新開発した間接的研磨方式（Indirect　Polishing）の頭文字をとり、略称としたものだ。
　この無洗米装置「GLIP」の最大の特徴は、脱脂糠を使い「米を糠洗いする」方式であり、脱脂糠以外のものは一切使用しないで、精白米を無洗米に加工する点にある。
　脱脂糠は、生糠から油分を抽出して乾燥させた後に、粉状に精選された安全な准食品であり、コメ油メーカーが製造・販売している。用途は配合飼料や漬物、化粧品などだ。
　GLIP方式とは、精白米と脱脂糠を混合撹拌し、吸着性のある脱脂糠の性質を利用して精白米の糠を吸着・除去した後、篩いにかけて米と糠を分離することで無洗米に仕上げる方式だ。
　東洋精米機製作所が先行開発したＢＧ無洗米は、現在流通している無洗米の太宗を占め、消費者の評価も高いが、製法は糠で糠を取り除く方式である。使用するのは、やはり糠（肌糠）である。決定的な違いは何か。GLIP方式は脱脂糠を使うということだ。
　無洗米装置「GLIP」で、500kgの精白米を無洗米化するのに必要な脱脂糠の量は、約10kg。脱脂糠は既に市場において流通・供給体制が確立している安価な素材であり、装置導入後のランニングコストを低く抑えることができる。
◎GLIP無洗米の特長
・濁度は20ppm以下を実現
・炊飯は従来の無洗米と同様
・研磨材は脱脂糠だけ
・完全乾式無洗米装置である
　この製品に関する問い合わせはTEL：03-3368-0306担当：犬木、幸島まで。