「ピカ選」は「低価格で、5インチクラスの籾摺機ラインに対応した処理能力のある光選別機が欲しい」、という稲作農家の要望に応える新型光選別機だ。
近年、水稲の生育期間の高温化傾向によりシラタが多発するなど、コメの品質低下を招いている。良質米作りには、異物、シラタ、着色粒などを除去する光選別機は大きく貢献している。光選別機の導入数も年々増加しているが、従来の光選別機は主に大型施設向けのため高額で、農家の籾摺機ラインに適合した製品はなかった。
「ピカ選」は農家用として設計を見直し、量産することで大幅なコストダウンを可能にした。
メーカー希望小売価格228万円(税別)で玄米2t/hの処理能力(FGS-2000)。昇降機、タンクを一体構造としたオールインワン設計で、クラス初のフルカラーCCDカメラを搭載し、原料に混入した透明ガラスの選別も可能だ。
販売機種はFGS-2000と、玄米処理能力1t/hタイプのFGS-1000(税別価格198万円)の2機種。年間目標販売台数は計1000台。