日本化薬の「クロピクフロー」は、潅水チューブを通じて処理できるように製剤化した新たなタイプのクロルピクリン剤として登場した。
被覆後の薬剤施用といった新たなアイデアを創造し、かつ掴みながら、作業時の刺激性が軽減される、潅水装置処理で作業工程が簡便、の特長をもつ。
平成21年9月現在、イチゴ、トマト、ミニトマト、ナス、ショウガ、サヤエンドウ、ミョウガ、花卉類など15作物群に農薬登録を取得している。
こと、施設内では処理時の刺激臭が懸念されていたが、本剤は現場の叫びをしっかりと捉え、この問題を軽減した。いちご栽培における萎黄病等の防除で広く親しまれ、特に、畦たて後の処理で安心感を得ている。