サタケは、測定精度の向上や軽量コンパクト化など機能性を向上させた「新型米粒食味計（RLTA10A）」を開発した。平成22年１月下旬からの出荷を予定している。
　食味計は、玄米や白米などの美味しさ（食味）を点数で表す測定器。1985年にサタケが世界で初めて開発した（TB1A型）。
　その後、炊飯食味計（世界初）や多機能食味計など市場のニーズや技術の進化にともない多くの機種を開発し、コメの生産地から消費地、そして海外でもさまざまなシーンで活用されている。
　「新型米粒食味計（RLTA10A）」は、従来機RCTA11A型の後継機種で、簡単で早い測定機能など従来機の特長を継承している。
　近赤外透過連続波長方式を採用し測定精度を向上させながら、従来機比で重量20％減、容積37％減という軽量コンパクト化を実現。大型カラー液晶のタッチパネル方式なので扱いやすく、プリンタも内臓。USBメモリーで直接データを保存でき、サタケの穀粒判別器と接続も可能。
　希望小売価格は従来据え置きの367万5000円（税込）で、ＪＡや精米卸などに年間100台の販売を見込んでいる。