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【井関農機】
全自動・半自動接ぎ木ロボットを発売 井関農機

 井関農機は5月8日から、全自動・半自動接ぎ木ロボット2機種を発売する。農研機構生研センターとの共同開発。

全自動接ぎ木ロボット「GRF800-U」 接ぎ木苗による植付け本数は、主要5品種(キュウリ、スイカ、メロン、ナス、トマト)で年間6億本(果菜類栽培面積の約60%)と言われている。接ぎ木苗は家庭菜園での利用も多く、ホームセンターなどでは「病気にかかりにくい苗」として人気も高い。
 しかし現在、接ぎ木作業の主流は手作業で、作業の省力化や機械装置の普及が求められていた。井関農機は1993年、半自動接ぎ木ロボット「GR800-B:つぎ苗小町」を発売以来、国内シェア8割を占め、国内苗生産の一翼を担ってきた。
 その後継機種として、1人あたりの作業能率を3倍に高めた、全自動接ぎ木ロボット「GRF800-U」、処理能力を向上させた半自動接ぎ木ロボット「GR803-U」を発売する。
 従来機の半自動「つぎ苗小町」では3人で800本/時間だったが、「GRF800-U」は1人で800本/時間の能力がある。
 無人で苗の切り出しや方向・高さ揃え、片葉切断などを行い、1本あたり約4.5秒で接ぎ木を完成させる。
 ペットネームは「GRAFTING ROBO」(グラフティング ロボ)。価格は、GRF800-Uで1029万円、GR803-Uが714万円(ともに税込み)。

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