発表会の冒頭、蒲生誠一郎社長は「新内閣が発足したが、戸別所得保障制度や食糧自給率の向上という基本的な方針は変わらず、農業の拡大発展に寄与するものと考えている。ヰセキは創立85周年を迎えたが、記念機種を発表し、キャンペーンも展開していく」とあいさつした。
新発売のT.JapanTJVシリーズは「夢ある農業応援団!ISEKI」として、燃費の向上と環境に配慮したコモンレール式電子制御燃料噴射システムを採用、省エネ・低コスト作業をサポートする「グリーンモード」などを搭載している。発売はホイル仕様が7月、セミクローラ仕様が10月から。
TH5シリーズはトラクタ需要の中核を占める機種(20馬力〜26.5馬力)で、85周年記念機種としてモデルチェンジし、本年9月に発売される。コンセプトは「快適作業・安心装備・親切装備」。低価格設定も魅力だ。
ヰセキコンバイン フロンティアHFC433(4条全面刈33馬力)は、「高能率・コンパクト」で必要な装備・能力を満たしつつ、低価格を実現した。4条刈コンバインの概念が変わる機種として、ヰセキが自信と期待を持って9月に発売する。
清家泰雄営業本部長は「ヰセキは低コスト農業を実現し、儲かる農業を提案し、フードアクションニッポンの推進パートナーとして食糧自給率の向上にも取り組んでいく」と述べ、発表会を締めくくった。
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上:4条刈の概念を変えたコンバイン
下:あいさつする蒲生社長