07年に発売された『ウエルスターロイヤルビップ』は疎植による「低コスト」、枕地作業の「省力化」、「地球に優しい」田植同時の薬剤散布、農作業を安全に行う「四輪独立サスペンション」などで好評を得てきた。
今回は低コスト、省力化のためにさらなる新機能を追加し、「新しいラク楽提案」を基本コンセプトに『ウエルスターロイヤルビッププラス』シリーズを開発、9月から販売を開始する。
発売型式は『ウエルスターロイヤルビッププラス』NSD8-SP2(8条植21馬力)の1型式。主な新機能は次の通り。
▽ハンドル操作だけで植揃え操作が自動で行えるクボタ独自の『スーパーゆう優ターン』を装備し、旋回時の操作が簡単に。従来機では旋回時に植付部上昇、旋回ハンドルを切る、植付部下降、マーカ出し、植え始め位置確認、植付開始、と6つの操作が必要だったが、ハンドル操作だけでこれらの操作を自動で行うので、田植作業がさらに楽になった。
そのほか隣接条の植え終いと植え始めが揃うので、補植作業が軽減。苗や肥料の重なりが無くなるので、無駄やムラの低減による低コストが図れるなどがある。
▽自動モードが一目でわかるクボタ独自の『安心マスコット』を装備。後ろを振り向くことなく、安心して植付作業に集中できる。またセンターマスコットが植付クラッチが入りの時は「点灯」、旋回時は「点滅」、自動モード切りの時は「消灯」するなど自動機能の作動状態を告知してくれる。
『ウエルスターロイヤルビッププラス』NSD8IFR-SP2の価格は、398万8950円(税込み)。