新開発スピードスプレーヤー「SSA・Z600」の開発のコンセプトは、▽誰でも簡単に安全に使えるSS、▽乗っていて疲れないSS、▽さまざまな園地で使えるSS、▽仕事が早く終わるSS、▽環境に負荷を掛けないSS、という今までにない機能を持つ。
主な装備・特長は次ぎの通り。
1.前タイヤ切角が設定値以上になったら自動的に前タイヤの回転を速くする倍速旋回機能をSSに初めて採用。2.走行部には1レバー操作のHST(油圧式無段階変速)を採用。
3.短い距離で安全に停止できる、新ブレーキシステムを採用。
4.散布作業中、最も使用頻度が高いパドル式散布コックをハンドル下に設置。操作性を向上させた。
5.ショーシンSSで好評のハイブリッドサスペンションを搭載。乗り心地と悪路走破性を向上させた。
6.新形状の湾曲ファンを搭載。更なる低騒音と大風量を実現。
7.あらゆる園地で作業できるように、車高、座席、フロアも大幅に低く設計。
8.丸山が世界で初めて開発した上下2列の5連動噴を搭載。コンパクトボディーで大吐出量を実現。
9.薬液のドリフト防止に有効な、電動遮断板を装備。
10.移動時間を短縮する高速仕様を設定。作業時間の短縮を図った、など。
丸山製作所は、来年4月からの販売に向け、プロモーション施策としてキャラバン隊を結成するなどの準備を始めたが、今後は丸山、ショーシン両社が協力し生産販売に努め、SS市場の活性化に注力していく考えだ。価格等は現在のところ未定。