中野吉晴社長は東日本大震災にふれ「主力商品の早期回復を図るが、春季新商品は概ね好調に推移した。節電対策を実行し、安定的な供給体制を維持していく」と述べたが、中期経営計画は予定通り推進していく考えを示した。
また、経営環境としては、低迷する消費、原材料の高騰、生乳需給逼迫、電力使用制限などが挙げられるが、消費者意識は、オーソドックスな商品を志向していると分析した。 新商品投入の考え方として、消費トレンドには、「ちょっと贅沢 応援消費」、「オーソドックス志向 選別消費 健康・安全意識」、「需給不安」が核にあると見て、『乳にこだわり、食品の「本来の価値」をお届けする』ことで中期経営計画を達成するとした。
新商品は、乳飲料(カップ乳飲料の拡大)2品目、果汁飲料(Doleブランド商品の強化、応援消費商品)7品目、はっ酵乳(恵megumiブランドの更なる拡大)16品目、デザートクリーム(重ねDolceの商品力強化)12品目、チーズ(カマンベール・バラエティタイプ)3品目、油脂(バター代替対応商品)4品目、業務製品(トッピングソース)2品目の計46アイテムだ。
一部商品を除き9月より順次全国発売される。
(写真)
上:中野吉晴社長
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