春ダイコンはトンネル栽培やマルチが必要でコストがかかる上、低温での生育では抽苔(ちゅうたい、「とう立ち」ともいう)が起きやすいなど生産での難しさがあった。
同社の「春神楽」は、抽苔が極めて遅い晩抽種で、秀品率が高い。また、形状安定性も優れており、1月まきのトンネル栽培では根長38cm、根径8cmほどでよくそろう。従来の同社の春ダイコン「風」シリーズと比べて青肉になりにくいので、青果用だけでなく加工・業務用への利用も期待できる。
春ダイコンの主産地である千葉ではすでに試作されており、「適期収穫する限り抽苔の心配はない」、「低温での伸長性と肥大性にすぐれていて、安心して栽培できる」と評判だ。
希望小売価格は1袋(約250粒)577円、10mlで1050円、2dl缶で1万5435円(すべて税込)。