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【アリスタ ライフサイエンス】
カブリダニへの影響抑えた新剤型 「ボタニガード水和剤」  アリスタ

 アリスタは、野菜類・茶・マンゴーなどのコナジラミ類、アザミウマ類、チョウ目害虫などに適用をもつ微生物天敵剤「ボタニガードES」(乳剤)に、新たな剤型となる「水和剤」を開発し4月11日付で農薬登録を取得した。

ボタニガード水和剤 「ボタニガードES」は幅広いスペクトラムと高い効果で好評を得ているが、野菜類のアザミウマ類・コナジラミ類や果樹類のミカンハダニなどに適用がある同社の天敵殺虫剤「スワルスキー」(カブリダニ)への影響が確認され、これとの併用が難しかった。
 同社はカブリダニへの影響は、同剤の有効成分である糸状菌(ボーベリア・バシアーナ)ではなく助剤の鉱物油によることを突き止め、この鉱物油を使わない新たな剤型として「ボタニガード水和剤」を開発した。
 新たな「水和剤」の登録は、現在は施設栽培の野菜類のコナジラミ類だけだが、今後は「ボタニガードES」に適用があり、「スワルスキー」の併用が想定される施設栽培の野菜類、花き・観葉植物のアザミウマ類などにも適用を拡大していく予定だ。ただし、「スワルスキー」を推進していないキャベツなどの露地野菜への適用拡大はしない予定。
 規格は1箱が500g10袋入り。6月に上市予定で、発売5年後に売上5000万円をめざしている。

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