家庭でも簡単にドライフルーツや乾燥野菜をつくれる小型の電気乾燥機。天日干しと違い、鳥や虫の被害を受けず、衛生的で、天候にも左右されないとして人気だ。生産者の間でも、規格外農産物の有効活用や直接加工・販売につなげられるとして、利用する人が増えている。
「ソラーナCUBE」はサタケが初めて発売する電気乾燥機だ。トレイに食材を並べて操作パネルの(1)乾燥時間、(2)乾燥温度、(3)排湿調節の3つを設定するだけの簡単操作で、野菜、果実などを好みの乾燥具合に仕上げることができる。
また、電気代が1時間あたり12円(乾燥量9kgタイプで50℃設定)と、ランニングコストが低いのも大きな特徴だ。別売りの小型製粉機を組み合わせれば、乾燥野菜・フルーツを粉末にすることもできるなど、利用用途も広がる。
メーカー希望小売価格は、トレイ3段の乾燥量9kgタイプ(LH-103D)が14万4900円、5段・15kgタイプ(LH-105D)が19万7400円(ともに税込)。同社は初年度の販売目標を1000台としている。
商品の問い合わせはサタケ調整機事業本部【082-420-8541】まで。
(写真)
トレイ5段・乾燥量15kgタイプのLH-105D
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