「ハイドレイド」 軽量型浄水装置 |
ダウ・ケミカル社(アンドリュー・リバリス会長兼CEO)はこのほど、世界中で安全な水の供給実現に向けて、米国の人道的保険医療支援団体インターナショナル・エイドとの提携を発表した。
同社はインターナショナル・エイドを通じ、世界的に流通する軽量型浄水装置「HydrAid」(ハイドレイド)バイオサンド浄水器30万基の製造用に原料のプラスチック樹脂を全量供給する。
設置の様子。 世界で30万基の稼動へ |
開発途上国では、世界の人口の6分の1にもおよぶ10億人以上が安全な飲料水不足に苦しみ、毎日5000人もの子どもたちが安全性に問題のある飲み水が原因で死亡しているといわれている。インターナショナル・エイドでは、関係方面からの支援を求めている。
ダウは、「2015年持続性目標」に掲げた必達目標の1つとして、世界でもっとも弱い立場にある人びとが直面する深刻な問題である食糧や住居の不足、健康と安全、飲料水の供給などに取組むことを公約しており、今回の提携はこれを実践したもの。