農政・農協ニュース

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そば生産優良地区を表彰

−日本蕎麦協会 (3/14)

 (社)日本蕎麦協会は3月14日、日本教育会館(東京都千代田区)で、平成19年度全国そば生産優良地区表彰式を行い、農水大臣賞2件、同生産局長賞2件、主催・協賛団体会長賞8件の計12件を表彰した。農水省、JA全中が後援した。  農水大臣賞農家の部の鈴木勝氏(58歳)(福島県喜多方市)はそば単作専業農家で、借地を含む20.4haでそばを栽培。収穫量は約14t。県内外そば店、個人に出荷。他にそば収穫作業60haを受託している。10a当たり労働時間は1.8時間。機械はトラクター、施肥同時播種機、コンバイン、循環型乾燥機、籾摺り機、選別、計量、袋詰め機などを個人所有。  バーク堆...

 (社)日本蕎麦協会は3月14日、日本教育会館(東京都千代田区)で、平成19年度全国そば生産優良地区表彰式を行い、農水大臣賞2件、同生産局長賞2件、主催・協賛団体会長賞8件の計12件を表彰した。農水省、JA全中が後援した。
 農水大臣賞農家の部の鈴木勝氏(58歳)(福島県喜多方市)はそば単作専業農家で、借地を含む20.4haでそばを栽培。収穫量は約14t。県内外そば店、個人に出荷。他にそば収穫作業60haを受託している。10a当たり労働時間は1.8時間。機械はトラクター、施肥同時播種機、コンバイン、循環型乾燥機、籾摺り機、選別、計量、袋詰め機などを個人所有。
 バーク堆肥を施用して連作障害や保肥力、土壌物理性改善、地力維持につとめる。種子用そばも生産。そばによる「町おこし」に取り組んでいる。
 農水大臣賞集団の部の豊後高田そば生産組合(代表者近藤久文氏)(大分県豊後高田市)は19の集落営農組合で構成し、そば作付面積は113.9ha。収穫量は約107t。県外製粉業者、そば店等に出荷。
 10a当たり労働時間は27.5時間。機械は播種機、コンバイン、乾燥機、粗選機等を所有。
 農地の高度利用のため、春、秋そばを栽培。秋そばは夏期の水田転作品目として。資材は全量農協から購入。(独)九州沖縄農研センターや愛媛大学のアドバイスを受け、気象条件に合う品種、栽培方法、収穫時期、乾燥調製方法などにつき毎年さまざまな試験栽培を行い、豊後高田版栽培暦を完成した。

(2008.03.18)