JA全中は4月1日付で、総合企画部の経営企画課を経営企画室にするなどの機構改革を実施する。3月6日に開かれた理事会に報告、確認されたもので、第24回JA全国大会決議実践の2年度目にあたる20年度は、決議の「基本方針」事項を中心とした指導を都道府県中央会と連携し着実に進めることや、JAグループの組織・事業・経営の確立へ一層のリーダーシップの発揮が必要として、機構改革を行う。具体的な変更箇所は次の通り。
▽経営企画部は、第25回JA大会議案の検討を含めJAグループの組織・事業・経営に係る企画機能を拡充するため、「経営企画課」を「経営企画室」とする。また、「内部統制整備推進室」を新設する。
▽総務企画部は、企画室を廃止し、「総務課」を「総務企画課」として事業全体の進捗管理および中央会に係る企画機能を集約するほか、情報共有化など業務改善を推進するため「事務管理課」を「業務管理室」とする。
▽経営改善対策室は、特定県域や特定JA・連合会の経営改善のほか、事業や連合会の特性を踏まえた経営改善・財務改善対策に取り組むため、「経営指導部」とし「経営指導対策課」を新設する。
▽監査機構は、監査機構全体の監査と審査の体制を整備するため、「監査体制整備推進室」を新設する。
▽地域生活部は、名称を「くらしの活動推進部」に変更する。
今回の機構改革により、11部1所15室11課が、12部1所18室10課と1部3室増え、1課減る。なお、同日付で機構改革に伴う人事異動も発令される。