訓話を述べる宮田勇全中会長 |
JAグループ全国機関の新入職員研修会が4月1日東京のJAホールで開かれ、JA全中、JA全農、JA共済連、農林中央金庫など14団体から約350名の新入職員が参加した。
新入職員は最初にJA綱領を唱和するのが毎年の恒例だが、JA全中の宮田勇会長は訓話のなかで「JA綱領は社員だけを対象とする一般の社訓とは違い、全国500万組合員のためのもの。ただ棒読みするのではなく、そこに何が書かれているかをいつも考えながら読んで欲しい」と述べ、JA綱領の理念と方向性を忘れないようにと訴えた。
また、必ず問題意識を持って仕事に取り組み、組織として重要なチームプレイをいつも心がけるように述べ、「JAの本体は東京にあるのではない。JA組織の基礎は全国津々浦々の農家にある。全国500万人と言われる組合員の期待に応えられるように、健康に気をつけ、張り切ってがんばってください」とエールを送った。
次いで研修会では、JAの理念や事業活動を紹介するビデオ「私たちのJA」を上映。志村善一JA横浜代表理事組合長による講義、「現場から見たJA全国機関新規採用職員への期待」があった。
さらに、作家でありJA経営マスターコース塾長の童門冬二氏が「歴史が贈る若い人へのエール」と題した記念講演をした。
耳を傾ける新入職員 |
参加者はこの日からJAグループの一員として新たな一歩を踏み出した。これから各職場で研修などに臨むことになる。
なお20年度の新規職員数はJA全中4名、JA全農150名(うち全国33名)、JA共済連210名(うち全国57名)、農林中央金庫119名、(社)家の光協会7名、(株)農協観光65名などとなっている。