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JA鳥取中央やJAあいち中央なども認定

−「農商工連携88選」 (4/4)

 農水省と経産省が選定していた「農商工連携88選」が4月4日発表された。農林水産業者と商工業者などが連携して、それぞれの技術や特徴を生かした新しい取り組みを評価し、農商工の連携を活発化させるのが目的。選ばれたものには、農水大臣と経産大臣の連名で認定証が贈られる。  2月の公募中に240件の応募があった。選考の決め手は、しっかり連携できていることのほかに、売上高、創意工夫、物語性など。  「88選」の内訳は、新商品の開発47件、新サービスの提供15件、新しい生産販売方式の開発26件。  新商品の開発にはJA鳥取中央の「規格外の二十世紀梨を活用した新商品の開発」...

 農水省と経産省が選定していた「農商工連携88選」が4月4日発表された。農林水産業者と商工業者などが連携して、それぞれの技術や特徴を生かした新しい取り組みを評価し、農商工の連携を活発化させるのが目的。選ばれたものには、農水大臣と経産大臣の連名で認定証が贈られる。
 2月の公募中に240件の応募があった。選考の決め手は、しっかり連携できていることのほかに、売上高、創意工夫、物語性など。
 「88選」の内訳は、新商品の開発47件、新サービスの提供15件、新しい生産販売方式の開発26件。
 新商品の開発にはJA鳥取中央の「規格外の二十世紀梨を活用した新商品の開発」がある。二十世紀梨の品質保持のため流通できなかった小さなサイズの梨を、ワインやドリンクに加工したものだ。
 また新サービスの提供として、小麦や大豆などの地元農産物のPRや販売促進運動に取り組んだ、JAあいち中央営農部会の「生産・加工流通・消費者が一体となった地産地消・食育の推進」も選ばれた。
 現在、国会に「農商工連携促進法案」が提出されるなど今後、地域での連携促進も課題となるが、両者をつなぐコーディネーター役が必要だ。JAには農林水産業者と商工者との橋渡し役として、連携拠点の一角を担うことも期待されている。
 「88選」一覧は農水省ホームページで(http://www.maff.go.jp/)。

(2008.04.08)