プレハブ工法のイメージ |
施設整備が遅れている農村の汚水処理を低コスト化技術で促進しようと(社)地域資源循環技術センター(旧日本農業集落排水協会)は30%のコスト縮減をねらった新たな施設の開発を進めている。
これは繊維強化プラスチック製の小型汚水処理施設で、平成21年度内の大臣認定取得を目指す。これまで割高だった人口100人程度の小規模地区でも集合処理のメリットを活かせるようにする。巡回管理を前提とした維持管理が可能な方式を基本とした。
また集落排水処理施設をプレハブ化する工法の実用化にも取り組んでいる。建設費を15%縮減し、工期の半減を目指す。
鉄筋と型枠を組み、コンクリートを流し込む現場打ち工法と違って、水槽の躯体に工場製品のコンクリートを使って施工を簡略化する。今年度末までの実用化を図る。
さらに、これまで実用化された管路施設などにかかる各種の低コスト化技術の導入促進方策をとりまとめ市町村には技術情報などを提供する。