JA全農とちぎはこのほど、5月の栃木の旬の青果物生産流通情報をまとめた。
○ハウスぶどう
旬の時期は5月から7月。産地は岩舟町、大平町。豊満な顆粒の肉質、甘みが味覚をそそる。県南の路地栽培の巨峰が開花期となり、農家にとっては結実が心配な時期に。
○トマト
旬の時期は12月から5月。産地は大田原市、鹿沼市、宇都宮市、真岡市、小山市、足利市。5月は気温の上昇とともに甘さが増し、生のまま使用する料理、加工に幅広い用途がある。
○たけのこ(筍)
旬の時期は5月。産地は宇都宮市。関東地方では孟宗竹が食用の主力。新緑の代名詞ともいわれる筍のコリコリした歯ざわりと独特の香りが楽しめる。
○きぬさやえんどう
旬の時期は5月。産地は藤岡町。旬の期間が2〜3週間と短いものの、春の食材として料理には欠かせない1品。栃木県には昭和40年代に群馬県から水田転作野菜として導入された。11〜12月に播種し、翌春4月から収穫の時期になる。