農政・農協ニュース

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「除草剤抵抗性簡易検定キット開発」に技術賞
創立50周年に向け記念事業の準備を具体化

−日本雑草学会 (4/19〜20)

森田会長 日本雑草学会(森田弘彦会長、本部:東京都台東区)は4月19日〜20日の2日間、宇都宮大学峰キャンパスにおいて『日本雑草学会第47回大会』(大会運営委員長:重川弘宜宇大教授)を開催した。 19日には一般講演会、総会、学会賞授賞式、ポスター発表、懇親会が行われ、森田弘彦会長の再選など、2008年度の新執行体制も固まった。 昭和37年に設立された同会(前身は「日本雑草防除研究会」)は、雑草研究の基礎から応用面で活躍している人びとがメンバーとなり、研究発表や情報交換などを通して相互の向上・発展と農業生産や環境保全へ寄与することを目的としている。正会員数は1134名(平成20年1月現在)。 ...

森田会長
森田会長

日本雑草学会(森田弘彦会長、本部:東京都台東区)は4月19日〜20日の2日間、宇都宮大学峰キャンパスにおいて『日本雑草学会第47回大会』(大会運営委員長:重川弘宜宇大教授)を開催した。
19日には一般講演会、総会、学会賞授賞式、ポスター発表、懇親会が行われ、森田弘彦会長の再選など、2008年度の新執行体制も固まった。
昭和37年に設立された同会(前身は「日本雑草防除研究会」)は、雑草研究の基礎から応用面で活躍している人びとがメンバーとなり、研究発表や情報交換などを通して相互の向上・発展と農業生産や環境保全へ寄与することを目的としている。正会員数は1134名(平成20年1月現在)。
当面の取組むべき事項は、平成23年の創立50周年に向けた記念事業の準備の具体化。記念大会、記念出版物、「雑草学辞典」および基金の充実などを骨格とし、「創立50周年事業準備委員会」を設置して事業内容をまとめていく。

50周年に向けた記念事業の準備の具体化へ
50周年に向けた記念事業の
準備の具体化へ

業績賞、技術賞からなる今年の学会賞は次の4名が受賞した。
〈業績賞〉
「ダイズ畑における一年生イネ科雑草メヒシバの動態とその耕種的防除への対応に関する研究」
農研機構・東北農業研究センター 小林浩幸
〈技術賞〉
「水田雑草のスルホニルウレア系除草剤抵抗性簡易検定キットの開発」
宮城県古川農業試験場 吉田修一 デュポン・農業製品事業部・除草剤マネジャー 伊藤健二 日本植物調節剤研究協会研究所 権田重雄

また、論文賞(雑草研究、WBM=Weed Biology and Management)は9名が受賞している。
〈雑草研究〉
「アメリカフウロの土壌混和と敷きわら被覆処理によるジャガイモ青枯病の防除」
大城篤 高江洲和子 田場聡 上原美歌 高江洲賢文 伊良波幸和
〈WBM〉
「トウモロコシ畑における埋土種子と雑草量の関係」
アニス・ラーマン トレバーK・ジェームス ニック・グルババック
なお、第48回大会(榎本敬大会運営委員長・岡山大)は、平成21年4月11日〜12日、倉敷市芸文館で行われる予定。

簡易検定キットの開発に技術賞。表彰状を受け取る吉田修一さん(写真中央) ポスター発表も人気を呼んだ
簡易検定キットの開発に技術賞。
表彰状を受け取る吉田修一さん
(写真中央)
ポスター発表も人気を呼んだ

(2008.04.22)