前田千尋会長 |
農協愛友会は4月22日JAビルで平成19年度通常総会と記念講演会を開いた。
前田千尋会長はあいさつの中で「就任後1年を大過なく過ごすことができたのは会員の皆様のおかげです」と感謝の意を述べた。
事業報告では、年2回の工場見学会(日本航空機体整備工場と蔵王酪農センター)や、年1回の体育会(ゴルフコンペ)などを報告。昨年10月1日に行った同会の結成50周年記念事業を説明した。
20年度事業計画では、工場見学会、体育会、年2回の農協中央機関との会議などを例年通り行うことで、さらなる会員の拡大を目指すことを決めた。
今年3月31日現在で会員は一団体減り92会員。会友は3人の逝去と、6人の入会があり153会友となった。
記念講演をする金子勝教授 |
総会に続いて慶応大学経済学部の金子勝教授が「農業みたまま聞いたままそしてJA」と題した記念講演をした。中山間地を中心に全国20ヶ所の集落を訪れた経験から「生きるか死ぬかという条件不利地ほど面白いアイディアで、地域全体を盛り上げようとしている」と語り、「農業を再生するためにも、JAが大胆に改革を進め、時代に沿ったものにならなければならない」とJAの現状に苦言を呈した。