信用事業を中心にJA役職員などの教育研修をしている(株)協同セミナーは平成19年度の信用事業業務検定試験について、受験者8791人、合格者5520人で前年度比103人と463人の減少になったと4月17日発表した。
10の試験種目のうち法令順守経営の強化策として16年度に開設した「JAバンク信用事業管理者」という種目の受験者が361人減の1499人となったのが総数減の主因となった。
これまでこの種目の受験者は2年続けて大幅に増加し、累計合格者数は4112人となっている。
受験者減少は4種目。ほかは増加し、特に「JA住宅ローン実務」が大幅増。「年金基礎」なども増えている。
全体として合格率は63%で前年度比4ポイントの低下。前年度は受験者の多い「信用事業基礎」「JAバンクローン」などの合格率が高水準で全体の合格率を引き上げていた。
合格者のうち成績優秀者は201人。これを県別に見ると(1)埼玉26人(2)愛知15人(3)岡山10人などの順。
団体別では(1)くまがや農協(埼玉)、岡山市農協7人(3)いるまの農協(埼玉)、沖縄県農協6人(5)香川県信連など。
10年度から表彰している最優秀成績者の上位県は(1)埼玉(2)愛知(3)長野(4)大阪、岡山。