新しい農協像を確立し、農協の事業・運動の実践につなげようとJA関係者や研究者らが平成17年4月に設立した「農業協同組合研究会」(会長:梶井功東京農工大名誉教授)は4月26日、東京・文京区の東大弥生講堂で第4回総会を開いた。
総会では第3年度事業・収支決算と第4年度事業計画、収支予算が承認された。
第4年度の活動は総会後のシンポジウム「水田農業の確立と農協の課題」を皮切りにスタート。18年から開催している現地シンポジウムを今年度は8月に東海・西日本地区での開催を検討していく。課題別研究会は組合員資格と准組合員問題、地域振興と農協の営農指導などの研究テーマを設定しているが、世界的な食料争奪戦の様相が強まっているなか、日本農業・農協の役割を考える研究会も企画していくことが総会で報告された。研究会の会員は賛助会員も含め206人。