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比内地鶏ブランド認証制度が4月からスタート

 −秋田県

 昨年、比内地鶏偽装事件が発生した秋田県で、県は4月からトレーサビリティ・システムを組み込んだ比内地鶏のブランド認証制度をスタートさせた。比内地鶏に対する消費者の信頼回復をめざす。認証の対象は県内のもとびな生産者、比内地鶏生産者、食鳥処理業者、食肉処理業者、加工食品製造業者の5事業者。  国の特定JAS基準よりも厳しい生産・管理基準としたのが特徴。もとびなは、秋田比内鶏(おす)とロード種(めす)の交配で作出された一代交雑種とする。飼育期間は、めすはふ化日から150日間以上、おすはふ化日から100日間以上。また、飼育方法は28日齢以降は平飼いまたは放し飼いし、飼育密度は28日齢以降1平方メートル...

 昨年、比内地鶏偽装事件が発生した秋田県で、県は4月からトレーサビリティ・システムを組み込んだ比内地鶏のブランド認証制度をスタートさせた。比内地鶏に対する消費者の信頼回復をめざす。認証の対象は県内のもとびな生産者、比内地鶏生産者、食鳥処理業者、食肉処理業者、加工食品製造業者の5事業者。
 国の特定JAS基準よりも厳しい生産・管理基準としたのが特徴。もとびなは、秋田比内鶏(おす)とロード種(めす)の交配で作出された一代交雑種とする。飼育期間は、めすはふ化日から150日間以上、おすはふ化日から100日間以上。また、飼育方法は28日齢以降は平飼いまたは放し飼いし、飼育密度は28日齢以降1平方メートル当たり5羽以下とする。
 ロット単位のトレーサビリティ・システムにより情報を開示し、生産履歴をたどれるようにする。専用HPでもとびな・飼育・肉処理・加工の各段階で情報を開示する。また、県は認証事業者からの報告を義務づけ、立ち入り検査を行うほか、平成21年度までにはDNA識別を導入することにしている。
 4月中旬までに説明会を終えており、現在申請を受け付けている。もとびな、比内地鶏生産者には5月上旬に現地調査を行い5月下旬に認証票を交付する。食鳥・食肉処理業者、加工食品業者には6月下旬、随時に現地調査、認証票交付を行う。認証の有効期間は1年間で、毎年更新が必要。

(2008.05.07)