田沼千秋新会長 |
(社)日本フードサービス協会(JF)は5月9日の通常総会で▽外食業界の表示などについて一定のルール作りを進める▽農業との連 携や食育活動などを通じた安全・安心の取り組みを広く主張する▽米国産牛肉の全面的な輸入再開を求める活動を一層推進するーなどの20 年度事業計画を決めた。また他業界から遅れをとっているCO2排出削減やメタボ対策にも積極的に取り組む。
新会長には(株)グリーンハウスの田沼千秋社長、副会長には(株)吉野家ホールディングスの安部修仁社長ら10氏を選出した。
田沼新会長は就任記者会見で、外食産業の信頼回復について「決して隠さない、ウソをつかないこと、それとスピードある対応が必要。 またトレーサビリティを徹底し、原材料表示が正しいかどうかを、お客の口に入る前に確認することが大事」とし、原材料コスト高騰につ いては「お客に納得がいく形で付加価値をつけた値上げができるように業界全体で知恵を絞りたい」と語った。