生協連合会コープネット事業連合(赤松光理事長、本部さいたま市))は、JAいわて花巻、全農岩手県本部など6団体・企業と共同で「飼料米給与による産直産地豚肉生産事業」を今年度から開始することにし、5月21日に調印式を行った。
これは、農水省の「地域水田農業活性化緊急対策」や「飼料用米導入定着化緊急対策」などの補助金制度を活用して行うもの。コープネットでは、補助金制度は22年度までの3か年で修了するが、それ以降も事業が継続できるよう取組んでいくとしている。
具体的には、JAいわて花巻管内の7農事組合が約22.5haに飼料用米(品種は食用米)を作付、北日本くみあい飼料(株)で配合飼料に10%配合、生産農場である(有)ありす畜産(岩手県気仙沼郡住田町)で120日齢から出荷まで給与する。
出荷頭数は年間約7500頭(常時飼養頭数は約4000頭)となっている。
取組み団体は、事業主体のコープネットのほか、JAいわて花巻、全農岩手県本部、(有)ありす畜産、北日本くみあい飼料(株)、(株)岩手畜産流通センター、JA全農ミートフーズ(株)。