（財）地球・人間環境フォーラムなど２団体は５月22日都内で森林減少による炭素排出問題について国際市民フォーラムを開き「林産物や商品作物の過剰消費の削減」などを求めるＧ８環境大臣へのメッセージを発信した。また「森林減少による途上国の炭素排出を先進国の排出と取引すべきではない」と主張した。
　取引は企業に利益を集中させ、先進国側が行うべきエネルギー使用削減などの抜け道になるとした。
　議論では年間1300万haにのぼる森林喪失の要因は製紙用産業植林、商品作物の農園開発、ダムなどの開発事業であると指摘した。
　またＧ８などの先進国から腐敗した途上国の政府へ供与されてきた開発援助資金などによって森林減少が進んだとの議論もあった。　同国際フォーラムは洞爺湖サミットをひかえて開かれ、国内と海外からＮＧＯ代表らが参加した。