5月23日、米をめぐる日米担当者の意見交換会が米国農務省が行われ、世界的な飢餓への対応、国際的な米市場の安定に向けて両国が迅速に対応する必要があることで一致した。
この席で日本側からフィリピン政府からMA米20万トンを放出してほしいとの要請があり、これを前向きに検討していることを伝えた。米国側は支持を表明した。
また、米国は両国が他の輸出国に現在の食料輸出規制をやめるよう説得する外交的努力と、食料援助に取り組むことが重要だとの考えを表明する一方、これまで通り日本がMA米を日本国内で販売抑制していることへの懸念と、WTOの義務を履行することの重要性についても表明した。
意見交換会には農水省総合食糧部調査官と在日米国大使館参事官らが出席、米国側は農務省海外農業局、通商代表部の職員が出席した。