6月1日は「牛乳の日」。(社)日本酪農乳業協会など業界の主要7団体は制定後初となるこの日、東京・有楽町に乳牛を登場させ、一般の通行人に搾乳体験やまた子牛に乳を与える哺乳体験をさせるなど様々なイベントを行う。
牛乳と乳製品の今日的価値を再発見してもらおうという目的で、若林正俊農相や大手メーカー4社の社長らも顔をそろえて有楽町かいわいを“ミルクタウン”にする企画。
行事は▽11時30分から16時まで有楽町マリオンスペースで搾乳体験と子牛の哺乳体験▽12時から13時まで東京国際フォーラムで記念式典に次いで業界展望フォーラム▽14時から16時まで同会場で牛乳健康セミナー、基調講演、トークセッションがある。
若林農相は搾乳体験などを視察の後、記念式典で祝辞を贈る予定。式典では功労者表彰式などを行う。
業界展望フォーラムには4社から明治乳業の淺野茂太郎社長、森永乳業の古川紘一社長、雪印乳業の高野瀬忠明社長、日本ミルクコミュニティの小原実社長が登壇する。
飼料価格の高騰などで酪農経営は危機的な状況。牛乳生産も酪農家も減少する中で日本酪農乳業協会などは昨年12月に牛乳の消費拡大に向けた「牛乳の日」を決め、今回はその最初のイベントとなる。