企業経営の視点から「プロ農業者」を支援するシステムの構築を目指している「NPO法人日本プロ農業総合支援機構」(略称JーPAO)は今年度から研修農場で長期研修生の受け入れを開始する。またプロ農業者と消費者を結びつけるネットワークを構築するが、このため(社)日本セルフサービス協会および特別会員である俳優の永島敏行氏と連携する。
これら平成20年度の活動計画を決める通常総会は5月30日都内で開く。同機構は食品、農機、農薬など農業関連の民間企業を会員として昨年2月設立された。 総会後は機構の丹羽宇一郎理事長(伊藤忠会長)、瀬戸雄三副理事長(アサヒビール相談役)、伊藤元重副理事長(東大・院教授)、高木勇樹副理事長(農林漁業金融公庫総裁)が会員と意見交換をする予定。
前年度活動としては▽プロ農業者の事業構想実現化に向けたプロジェクトチームを組み、企業経営の視点から新たな農業展開を支援▽税理士、中小企業診断士を派遣して農業者の問題解決を支援したーなど。
永島氏は生産者と消費者の交流の場としての有限会社「青空市場」社長。