ナチュラルチーズの国内生産量がかなり増加した一方、プロセスチーズの輸入量が減少したことからチーズの総消費量に占める国産の割合は前年度から0.6ポイント上昇し、16.4%になったなどの平成19年度チーズの需給表を農水省が5月30日発表した。チーズの総消費量は27万9000tで前年度より3.4%増加した。
ナチュラルチーズの生産量は前年度比7.8%増の約43万tとなった。とりわけ直接消費用が12%強とかなり伸びた。輸入量も直接消費用が伸びて前年度をやや上回る21万1405t。プロセスチーズ原料用はわずかに減少した。
プロセスチーズの国内生産量はわずかに減って10万7487tとなった。輸入量も約10%減って8440tとなった。プロセスチーズ原料用のナチュラルチーズの国産割合は前年度より1.3ポイント上昇し、27.1%。