農林中央金庫はクレジットカード会社・三菱UFJニコスの株式の一部2億4400万株を取得し、持ち分法適用関連会社にすると5月28日発表した。同社はJAバンクと提携してJAカードを発行している。
JAバンクのリテール業務で農林中金と三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三菱東京UFJ銀行は幅広く提携しているが、さらに三菱UFJニコスとの資本提携を緊密にするのが目的。
MUFGはいったん三菱UFJニコスを完全子会社化したあとに同社の普通株式を農林中金に譲渡する。
農林中金とMUFGグループの提携はカード業務、小口ローンの保証、身体認証機能を含めた多機能ICカード、遺言信託と遺産整理業務などに及んでいる。