JAグループは6月5日、「アジアとの共生募金」の平成19年度募金額と活用計画を発表した。同募金はFAO(国連食糧農業機関)が取り組むアジア諸国の飢餓・貧困撲滅のための小規模プロジェクトへの直接支援のため17年10月に開始。昨年度は1107万7688円の募金があった。
今年度の募金額は1089万8078円。6月までにアジア諸国から次の6件の申請があり、それぞれに1万ドルずつ(約104万円)計6万ドルの支援を行うことを決めた。
▽酪農を通じた所得創出と協同活動による農村女性の権利拡大(インド協同組合中央会)
▽農村地域における協同組合企業ビジネス研修(インドネシア農政運動組織)
▽有機米の試験販売プロジェクト(フィリピン自作農民連合会)
▽第3期バイオ燃料用農産物の普及プロジェクト(タイ協同組合連盟)
▽農業協同組合の機能強化(ベトナム協同組合連盟)
▽放棄地の再森林化(スリランカ独立農業者ネットワーク)
募金額から上記の支援金約624万円を差し引いた約450万円は、FAOテレフード募金としてFAOに送金する。