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第55回総会開く

−日本酒造組合中央会 (6/5)

 日本酒造組合中央会は6月5日、東京會舘(東京都千代田区)で第55回総会を開き、平成19年度事業、決算報告などを承認した。  また、役員改選では、副会長に福光松太郎氏(石川県)(前理事)、理事に三宅清嗣(広島県)(前監事)、森永和男(福岡県)、増田泉彦(京都府)の3氏、監事に逸見樹一(福井県)、高木泰三朗(福岡県)、堤正博(熊本県)の3氏が新任された。大沼保義副会長(山形県)、宮下附一竜(岡山県)、蓮尾徹夫の2理事(東京都)、石井清隆(大阪)、三宅清嗣(広島)、林篤(熊本)の3監事は退任した。辰馬章夫会長以下その他の役員は再任された。大沼保義氏は顧問に就任した。 ...

 日本酒造組合中央会は6月5日、東京會舘(東京都千代田区)で第55回総会を開き、平成19年度事業、決算報告などを承認した。
 また、役員改選では、副会長に福光松太郎氏(石川県)(前理事)、理事に三宅清嗣(広島県)(前監事)、森永和男(福岡県)、増田泉彦(京都府)の3氏、監事に逸見樹一(福井県)、高木泰三朗(福岡県)、堤正博(熊本県)の3氏が新任された。大沼保義副会長(山形県)、宮下附一竜(岡山県)、蓮尾徹夫の2理事(東京都)、石井清隆(大阪)、三宅清嗣(広島)、林篤(熊本)の3監事は退任した。辰馬章夫会長以下その他の役員は再任された。大沼保義氏は顧問に就任した。
 19年度の事業で組織運営関係の大きな実績は、事業協同組合に当たる日本酒造協同組合連合会を設立したこと。平成19年12月17日付で財務大臣の認可を受け、同26日に登記した。主として加工用米を取り扱い、価格、数量の交渉や組合員への配分、都道府県間の調整を行う。また、しょうちゅう用にMA米の購入や区分出荷米の購入等も行う。独占禁止法の除外団体に該当しない中央会では、原料米の取り扱いができないことを公正取引委員会から指摘され、新組織を設立した。
 需要開発関係では、「粋な日本酒の飲み方・新しい作法」を基本テーマに据え、健康と美容、飲み方・楽しみ方・料理、国際化など5つのキーワードを軸にマスコミとのタイアップを行った。日本酒を通して日本文化を広く啓発するため、「日本酒で乾杯運動」をすすめた。

◆19酒造年度原料米使用計画は26万8000トン

 原料米関係は次の通り。
 平成19酒造年度(平成19年7月1日〜20年6月30日)の自製酒製成計画数量は50万2000klで、使用する原料米購入計画数量は26万8000t(旧自主流通米12万7000t、加工用米7万2000tなど)。
 平成19年産加工用米は全農7万5000t、全集連7500tと前年並みの合計8万2500t(α化米、酒造好適米を含まず)が提示された。価格は整粒歩合70%で60kg当たり1万4040円(玄米換算では同9828円)で、18年産より570円(玄米換算で399円)下がった。
 20年産加工用米の購入計画は全農分約8万6000t(α化米を含む)、全集連分1万tを生産者団体に提出している。
 また、18酒造年度の18年産一般米の引き取り全国平均価格は単純平均で60kg当たり1万3224円で、前年比260円(1.9%)安。酒造好適米は加重平均で1万9388円で、前年比268円(1.4%)安かった。

(2008.06.16)