JA全農とちぎはこのほど、７月の栃木の旬野菜などの生産情報をまとめた。
▽ナス
　出回りは６月〜10月まで。主産地は大田原市、真岡市、小山市など。栃木の夏秋野菜の代表的な品目。同県のなすは京浜市場で指定席を確保し、数量・品質ともに高く評価されている。期間中の出荷は潤沢。
▽ホウレンソウ
　出回りは７月〜９月まで。主産地は日光市、那須塩原市など。県産高冷地野菜の代表的な品目。５月から９月まで種まき作業が続く。高冷地特有の冷涼な気候にはぐくまれたみずみずしいやわらかさは、サラダ感覚で食べられると評判を得ている。
▽ウメ
　出回りは６月〜７月まで。主産地は宇都宮市、那須烏山市、那珂川町、大田原市など。うめを収穫する時期は用途によって異なる。梅酒、かりかり梅用は６月上旬に実がかたいうちに青うめとして収穫する。梅干し用は７月上旬から中旬に実が黄色みを帯び、香りが出てから収穫する。
　ウメは食欲増進や夏ばて防止などのため食べられるほか、最近では血がさらさらになると、健康面でも注目されている。