公益信託森喜作記念椎茸振興基金はシイタケなどキノコ類について調査研究の功績者と栽培の優良経営者に贈る「森喜作賞」の今年の受賞者を近藤隆一郎氏(59)(九州大学・院農学研究院教授)、福室勝義氏(64)(静岡県伊豆市、シイタケ栽培業)と決めた。
近藤氏はキノコの環境浄化機能の研究、マンネンタケの前立腺肥大抑制や骨密度改善効果の研究などに数々の業績を挙げた。
福室氏は全国乾椎茸品評会など各種の品評会で常時入賞しており、伝統的な産地伊豆の地域リーダーとして振興に貢献した。
同基金はキノコ類の普及に足跡を残した森喜作農学博士の業績を記念して昭和54年に発足した。同賞授賞は今年が30回目。表彰式は7月8日開く全国しいたけ品評会で行う予定。