7月7日から北海道洞爺湖サミットが開催されるが、この日を地球温暖化について考えて行動する「クールアース・デー」とすることが6月17日の地球温暖化対策推進本部(本部長、福田康夫首相)で決まった。
農水省では食と農の視点から地球温暖化を考えようと、「クールアース・デー」を中心に地産地消の取組みを推進。JA全中や地方公共団体と協力して直売所での地産地消のさらなるPR活動を進める。
また文科省などと協力して、学校給食や社員食堂などでの地場農産物を利用したメニューを紹介し、国民に地産地消の取組みを広める。夏から秋にかけて、どのようにして地場農産物を利用しているかというコンテストも行う予定だ。コンテストの詳細は「クールアース・デー」に発表する。
地産地消の推進は温暖化対策につながる。食料の輸送にともなう温室効果ガス(二酸化炭素など)排出量が軽減されるためだ。また食料自給率を高めることで、海外からの輸入にともなう温室効果ガスの排出も抑制される。輸入にかかる温室効果ガス排出量は、国内輸送の2倍とされている。