道行く人々に「わたしたちの食を考えよう!!」と 農業の窮状を訴える |
JA全中は7月16日に都内4ヶ所で、WTO農業交渉についての理解促進のための街宣活動を行った。
通勤客で混み合う東京駅南口ではJA職員15名ほどが「関税の上限設定は断固拒否!」「国産がピンチ!」などのキャッチコピーを掲げて、「今こそわたしたちの食を考えよう!!」と書かれたWTO農業交渉について説明するリーフレットを配布。道行く人々に「今、日本の農業が大変なことになっています」と窮状を訴えた。
朝の忙しい時間帯でも、立ち止まってリーフレットに目を落としたり、話を聴いてくれたりする人も。「WTOというのはよく分からないけど、原油高とかで農業も大変だね」と農業に関心を示していた。
WTOは7月11日に農業交渉の議長テキストの改訂版を出したが、日本の要求がほとんど反映されておらずJAグループとしても断固として受け入れない考えだ。7月21日からは30ヶ国ほどが参加して閣僚級会合を行うが、11日11時からは1000人ほどを集めてそれに向けての全国代表者緊急集会を開いた。