米や麦などの主要食料の生産や加工、さらには品質保持や流通についての学術研究に毎年助成金を交付している(財)飯島記念食品科学振興財団は、今年度の募集概要を発表した。
助成申請の条件は研究実績が1年以上あり、大学や大学院など所属する研究機関の推薦があること。すでに同財団から4回以上の助成を受けている場合は申請できない。
助成金は、個人研究なら100〜200万円で35件ほど。共同研究は200〜500万円で10件ほど。今年度の助成総額は9000万円を予定している。
9月1日から10月31日まで応募を受け付け、3月末に決定する。
同財団では同時に外国人留学生に対する助成も行う。博士課程に在学中で中国、韓国、台湾、アセアン諸国から日本に私費で留学している学生が対象。助成額は100万円ほどで7件ほど。こちらは12月20日まで応募を受け付ける。
問い合わせは同財団事務局(047-323-5580)まで。