山形県は、平成22年秋にデビューする水稲新品種山形97号の名称を、8月1日〜31日まで全国募集する。コシヒカリやはえぬきに引き継がれた同県の明治時代の良食味米「亀の尾」の血を引く極良食味米で、平成10年から「山形97号」として山形県農業総合研究センター庄内支場で育成された。
収穫時期は10月上旬、10a当たり収量は533kgで、はえぬきとほぼ同量。粒ぞろい(粒厚2.0mm以上)は53.4%で、食味総合評価ははえぬきを基準として0.35。一番の特徴は「おいしさ」で、食味ランキングをおこなっている(財)日本穀物検定協会の食味官能試験では、外観については「つやがある、粒がそろっている」、味については「甘味がある、うまみがある」と評価されたという。
最優秀賞には、賞金30万円と副賞に山形97号60kgが贈られる。
募集要領は「山形県庁ホームページ」で。