「農産物輸出国の主張打ち返した」
−WTO決裂で農業会議所が会長談話
世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉決裂にあたって全国農業会議所の太田豊秋会長は「(農産物)輸出国の理不尽な主張を打ち返すことができたことは大きな成果である」との談話を7月31日発表した。 会議所は農業委員会系統組織として5月30日に2000人のWTO対策特別集会で「上限関税設定の阻止と重要品目数の十分な確保」などを決議。またWTO閣僚会合の期間中はJAグループと連携して代表団をジュネーブに派遣し「多様な農業の共存が可能となる貿易ルールの確立」を訴えた。 談話では「政府・与党と一体となった」活動の成果を強調し、「食料安全保障を確立するため……わが国の農業振興にま...
世界貿易機関(WTO)の多角的貿易交渉決裂にあたって全国農業会議所の太田豊秋会長は「(農産物)輸出国の理不尽な主張を打ち返すことができたことは大きな成果である」との談話を7月31日発表した。
会議所は農業委員会系統組織として5月30日に2000人のWTO対策特別集会で「上限関税設定の阻止と重要品目数の十分な確保」などを決議。またWTO閣僚会合の期間中はJAグループと連携して代表団をジュネーブに派遣し「多様な農業の共存が可能となる貿易ルールの確立」を訴えた。
談話では「政府・与党と一体となった」活動の成果を強調し、「食料安全保障を確立するため……わが国の農業振興にまい進する」との決意を改めて表明した。
(2008.08.04)