6回目の日豪経済連携協定(EPA)締結交渉が7月28日から8月1日まで外務省で開かれた。
日本側からは、原口和夫農水省大臣官房参事官や草加純男外務省経済局審議官などを含む11省庁から約120人。オーストラリアからはリック・ウェルズ外務貿易省第一次官補など12省庁から約50人が出席した。
今会合でも「オーストラリア側から乳製品や牛肉、大麦、小麦などの関税や市場アクセスなどについて、より高いレベルでの自由化を求められた」(外務省)が、日本側はこれに応じられないと主張。ただし「これらの品目についての日本側の慎重さには、オーストラリア側がある程度の理解を示した」(同)とした。
次回の会合は10月下旬ごろにキャンベラで開かれる予定。引き続き個別品目ごとに議論していく方針だ。