(財)都市農山漁村交流活性化機構(まちむら交流きこう)は8月6日、2回目の「山村再生プラン」選考結果を発表した。今回は全55件の応募から27件を優良プランとして選定した。
「山村再生プラン」は今年度の林野庁補助事業の一つ。山村の資源を活用した新しいビジネスの創出や都市と山村の交流、山村の再生・維持などに取り組む事業者の中から選考委員会を経て優良プランを選定し、助成金の交付やアドバイザーの派遣などを行う。
優良プラン27件の1つに「間伐材の農業生産資材への利活用調査設計業務」を行う熊本県のJAあしきたが選ばれた。価格が高騰しているデコポン用ビニールハウス資材などに、間伐材を利活用する計画だ。
事業内容の内訳はビジネスが6件、交流が7件、再生・維持が5件、複合が9件。事業主体では地方公共団体が4件、企業が5件、NPO法人が4件、その他団体が14件。事業施行前の計画段階での助成金交付は21件ある。事業規模は平均324万円。