ＪＡ運動への長年の貢献に感謝し退職者・退任者にＪＡからプレゼントすることを目的に（社）家の光協会が「ＪＡ役職員ＯＢバッジ」を製作、４月から各県中央会を通じて販売のあっせんをしている。
きっかけはＪＡグループ内から「退職するとバッジがなくなって寂しくなるな」という声が聞かれたこと。協同組合として絆の大切さが叫ばれているなか、ＪＡ運動への尽力に感謝し、退職後も「信頼・誇り・結集」を旗印にするＪＡの姿勢を表そうとＪＡ全中の承認を受け製作することになった。
島根県のＪＡいずもでは、合併前までさかのぼって把握できた役職員ＯＢ約900人分を購入。６月には100人ほどが出席し一人ひとりに贈る贈呈式を行った。出席できなかったＯＢには支店の支店長・職員が各家庭を訪ねて届けたという。
萬代宣雄組合長は「我らの農協という意識が少し薄れているなか、ＯＢの方にはまだまだ支援とご指導をいただきたいという気持ちを込めた。ＪＡのＯＢであることに自信と誇りを持ってもらえれば」と話す。贈呈後にはお礼の電話がかかってきたり、バッジをつけてＪＡ関係の会合に参加する姿がみられるなど「喜びがひしひしと伝わってきた。ＪＡにとってもつながりを持つ方を増やすことになる」という。
バッジの母体は純銀製で金メッキがほどこされ、地の色は七宝焼きでえんじ色に。桐箱入りで販売価格は一個1800円。お問い合わせは各県中央会に。