スウェーデンから輸入された豚骨に、発注していない豚もも肉と輸入が停止されている牛ひれ肉が混載されていたことがわかり、農水省は8月14日、同日付で同国の出荷元の処理施設と倉庫からの貨物の輸入手続きをいったん保留し、スウェーデン政府に調査を依頼したと発表した。
8月11日に東京港の倉庫業者から動物検疫所東京出張所に対し、同港に到着した貨物コンテナに、発注した豚骨2402箱(約24t)以外に、発注せず衛生証明書に記載もない豚もも肉1箱(約8kg)と牛ひれ肉1箱(約8kg)が混載されていたと連絡があり、12日動物検疫所が確認したもの。ほかにも混載物がないか、輸入業者が全箱を開梱し確認作業をすすめている。
スウェーデンから日本への牛肉等の輸入は、欧州地域でのBSEの発生にともない、平成13年1月1日から停止されている。