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「コスト増と価格低迷で野菜生産が大打撃」

−農水省とJAが野菜消費拡大キャンペーン共催

 農水省は8月19日、「もりもり食べて、しっかり支える、にっぽんの野菜」のキャッチフレーズで、JAグループの野菜消費拡大キャンペーンに協賛し、全面的に支援していく方針を明らかにした。  原油や肥料価格高騰など生産コスト増で野菜の生産環境が悪化する一方、消費減や卸売価格の低迷などで野菜生産は大きな打撃を受けている。このまま価格低迷と消費減がすすめば野菜生産者の所得が減少し、安定的な野菜生産が確保できないおそれがあるため、農水省は緊急に今回のキャンペーン活動とJAへの支援を決めた。  JAグループでは8月31日の「や(8)・さ(3)・い(1)の日」にちなみ首都圏で様々なイベ...

 農水省は8月19日、「もりもり食べて、しっかり支える、にっぽんの野菜」のキャッチフレーズで、JAグループの野菜消費拡大キャンペーンに協賛し、全面的に支援していく方針を明らかにした。
 原油や肥料価格高騰など生産コスト増で野菜の生産環境が悪化する一方、消費減や卸売価格の低迷などで野菜生産は大きな打撃を受けている。このまま価格低迷と消費減がすすめば野菜生産者の所得が減少し、安定的な野菜生産が確保できないおそれがあるため、農水省は緊急に今回のキャンペーン活動とJAへの支援を決めた。
 JAグループでは8月31日の「や(8)・さ(3)・い(1)の日」にちなみ首都圏で様々なイベントを行うが、そこで配布するパンフレットへの助成のほか、(独)農畜産業振興機構が作成した「夏の野菜レシピ集」などを配布し、JAグループとともに野菜消費の拡大を訴える。
 8月31日には、丸の内oazoの○○広場(おお広場)で大桃美代子氏や岸朝子氏を招き食農シンポジウムを開催。また同日は首都圏のイトーヨーカドーや東急ストアなど量販店20店舗で、野菜を使った簡単メニューの紹介や情報提供などを行う。そのほか「やさいの日」イベントの詳細はJA全農のホームページ(http://www.zennoh.or.jp/pickup/yasai/index.htm)で。

(2008.08.20)