コスタリカから輸入された冷凍牛肉(牛タン)が米国産だったことがわかり、農水省は8月26日、同日付で同国からの牛肉の輸入を停止したと発表した。
8月20日、動物検疫所成田支所で、コスタリカから輸入された牛タン(320箱=約1.4t)を検査したところ、コスタリカ政府発行の衛生証明書には出荷施設だけが記載され、と畜した施設の記載がなかったため、コスタリカ政府に問い合わせた結果、米国産だったことが25日にわかった。コスタリカからの米国産牛肉の輸入は認められていないため、輸入条件違反となる。
農水省は当該貨物を含め、コスタリカからの牛肉の輸入を停止し、コスタリカ政府に詳細な調査結果の報告を求めた。調査結果を待って、今後の対応を検討する。