農水省の白須事務次官は8月25日の定例会見で、輸入小麦の10月引き上げは2段階方式でとの報道があることについての質問に対し、「全く考えていない」と話した。
同次官は、輸入小麦の政府売渡価格はルールとして4月と10月の年2回、直近の8か月間の買付価格の平均値等を踏まえて決定する仕組みになっており、10月期の価格は昨年12月から今年7月までの政府買付価格をもとに決めるので、現時点ではまだ引き上げ幅を決めていない。2段階方式なるものが検討されていると一部報道にあったようだが、年2回というルールであり、報道されているような例えば10月期の改定幅を小さくして来年4月までにもう1回改定するといったようなことは全く考えていない。10月期価格は調整がつき次第決めるので、公表時期はまだ決まっていない、と話した。