農林漁業金融公庫は8月26、27両日、国産農産物の販路を開拓する展示商談会「第3回アグリフードEXPO2008」を都内で開いたが、これには国民生活金融公庫と中小企業金融金庫の取引先企業も支援を受けて出展し、ビジネスチャンスを広げた。3公庫は今年10月に統合するが、連携による取引先の出展支援は初めてのケースだという。
支援を受けたのは22社。展示商談会では、それぞれ農産物の新規仕入れ先確保などを図った。
うち8社はジャガイモ、カボス、ユズ、コンニャク、大豆などを原料とする食品加工企業で地域資源活用促進法などによる政策融資を受けている。
展示商談会では3公庫が共同でブースを開設し、制度融資を紹介した。一方、統合による相乗効果の発揮に向けて3公庫は合同のプロジェクトチームを設け、具体化を進めている。