農林漁業金融公庫は平成17年度に創設した「農業経営アドバイザー」制度の第7回試験をこのほど実施。149人が受験、119人が合格したと8月27日発表した。これで合格者の総数は336人となった。
同アドバイザーは経営上の相談を受け、必要に応じて関係機関とも連携して質の高い経営支援を行う。その活動をサポートするため公庫はスキルアップのための集まりを開いたり、税理士と中小企業診断士の資格を持つアドバイザーには公庫の経営分析システムを提供している。
今回の合格者数は過去最高。その中には税理士と中小企業診断士が合わせて73人いる。ほかは業務協力金融機関職員、普及指導員、公庫職員など。
今後は融資業務にアドバイザー機能を組み合わせ、政策金融の効果を一層高めていく。試験は年に2回行われており、次回は今年12月ごろを予定。